実践心理職会員
臨床現場で実践心理職として活躍するために必須となる専門技能を学び、各分野の問題解決に有効な知識や技法を習得するのに役立つ動画講義を提供します。 つづきを読む
「専門編」では、有能な実践心理職として働くための専門技能を使いこなす方法を、そのテーマのエクスパートが解説しています。「特定編」では、特定の問題の解決や改善に必要となる専門技能について、その専門技能のエクスパートが深掘りして解説します。なお、現在提供しているのは実践心理職初級の専門技能であり、中級と上級の実践職の技能については、今後準備する予定です。
動画コンテンツ詳細
(2020年11月11日現在 今後も追加予定)
*専門技能「ケースフォーミュレーション」を活用する
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ケースフォーミュレーションは、アセスメントで収集された情報を分析して問題の成り立ちについての仮説(見立て)を形成する作業です。したがって、ケースフォーミュレーションは、適切な介入方針を立てるために必須の作業です。本講義では、認知行動療法の考え方に基づいてケースフォーミュレーションを形成する手続きを体系的に解説します。
1.ケースフォーミュレーションの基礎 (下山晴彦)
2.ケースフォーミュレーションの臨床応用 (下山晴彦)
3. エビデンス・ベイスト・プラクティスの基本を学ぶ (原田隆之)
4. 心理職の職業倫理-基礎編- (金沢吉展)
参考書
下山晴彦(著) 臨床心理アセスメント入門 金剛出版
*専門技能「応用行動分析」を活用する
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応用行動分析は、行動変容に向けての適用範囲が広いため行動療法の中でも最も活用されている理論であり技法です。特に内省的な心理療法では対応できない発達障害や嗜癖行動などの治療に幅広く用いられています。本講義では、応用行動分析の基本理論から臨床活用までを解説します。視聴者は、本講義を通して応用行動分析の基礎となる学習理論から実践応用までを体系的に学ぶことができます。
1. 応用行動分析の基礎から応用 (田中恒彦)
2. 応用行動分析の臨床活用 (大月友)
*専門技能「マインドフルネス」を活用する
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マインドフルネスは、現在では、心理支援の方法として、認知行動療法に取り入られ、うつ、不安、ストレス、怒り、さらにはトラウマの改善に効果が示されている。本講座では、マインドフルネスを長年実践してこられている大谷彰先生が、その仏教的起源も含めて、マインドフルネスの理論と実践技法を解説する。
1.マインドフルネスの基礎 (大谷彰)
2. マインドフルネスの臨床活用 (大谷彰)
テキスト
大谷彰(著)「マインドフルネス入門講義」 金剛出版
*専門技能「システムズアプローチ」を活用する①フレーム
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システムズアプローチと言った場合、多くの方はシステム論的家族療法を連想することと思います。しかし、近年、システムズアプローチは、構成主義を媒介としてナラティブセラピーやブリーフセラピーとも結びつきながら、コラボレーションの基本技能として多方面に発展しています。そこで本講義シリーズでは、最新のシステムズアプローチの使い方を解説します。その第1回では、システムやコラボレーションの基礎的発想となるフレーム概念を解説します。
1.普段使いのシステムズアプローチ[フレーム活用等①」(田中究)
2.普段使いのシステムズアプローチ[フレーム活用等②」(田中究)
テキスト
田中究(著)「心理支援のための臨床コラボレーション入門」 遠見書房
*専門技能「システムズアプローチ」を活用する②ジュイニング
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本講義は、構成主義を媒介としてナラティブセラピーやブリーフセラピーとも結びつきながら多方面に発展しているシステムズアプローチを解説する講義シリーズ全3回の第2回となります。今回は、ジョイニング及びストーリー構成と、その変容について、具体的な事例を交えて解説します。
1.普段使いのシステムズアプローチ[ジュイニング等①](田中究)
2.システムズアプローチ[ジュイニング等②](田中究)
テキスト
田中究(著)「心理支援のための臨床コラボレーション入門」 遠見書房
*専門技能「システムズアプローチ」を活用する③パターン
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構成主義に基づく最新のシステムズアプローチでは、セラピストの立場、知識、経験等を一旦脇に置き、クライアントの主張を知り、セラピスト自身を変えることが重要となります。本講義では、そのようなシステムズアプローチの解説シリーズ全3回の最終回となります。テーマは、パターンの視点です。本講義では、パターンの視点を取り入れた臨床実践におけるシステムズアプローチの具体的運用について解説します。
1.普段使いのシステムズアプローチ[パターン等①](田中究)
2.普段使いのシステムズアプローチ[パターン等②](田中究)
テキスト
田中究(著)「心理支援のための臨床コラボレーション入門」 遠見書房
*専門技能「知能検査を発達障害臨床に」活用する
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発達障害支援のエキスパートである糸井岳史氏が発達障害の特性理解においてWechsler式知能検査をどのように活用するのかについて解説します。第1部で知能検査を発達障害で活用するポイントを説明し、第2部で擬似事例を提示し、第3部で事例検討を通して臨床活用の実際を学びます。
【第1部】Wechsler知能検査の活用法
【第2部】事例提示:発達特性のある大学生
【第3部】事例検討:発達障害臨床を中心に
参考文献
高岡佑壮(著)「発達障害のある人の「ものの見方・考え方」」 ミネルヴァ書房
*専門技能「オープンダイアローグ」を知る
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オープンダイアローグは「精神病」と診断された人たちのために、当該の人の家族や友人のネットワークをサポートすること、並びにその個人の意思決定を尊重することを目的にしたアプローチです。そこでは、ダイアローグはそれ自体が新たな意味を産出し、生成するとして理解されます。セラピストはダイアローグを命ある活き活きしたものにするために、絶えずクライアントの発話に合わせて、変化し順応することが求められます。このようなオープンダイアローグの発展の歴史、原理、方法を解説します。
オープンダイアローグ(白木孝二)
*スキルアップ講座「認知行動療法:呼吸法と行動活性化」
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臨床場面で認知行動療法を使いこなすためには、さまざまな技法を組み合わせて用いることが重要となります。呼吸法は、マインドフルネスの基本となるだけでなく、パニック発作などの不安反応や恐怖反応の拮抗反応として活用できます。また、行動活性化は、日常生活の中で達成感を感じる行動を増やしていく方法でうつ病の治療などで用いられます。このような技法を上手に活用できることで認知行動療法のスキルアップができます。
1. 呼吸法と認知行動療法 (下山晴彦)
2. 行動活性化の理論と技法 (坂井誠)
参考書
坂井誠他(監訳)「セラピストのための行動活性化ガイド」 創元社
*スキルアップ講座「子どもの認知行動療法:見立て編」
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子どもは、悩みや苦しみをうまく言葉で表現できません。むしろ、漠然としていたり、曖昧であったりするために把握しにくいものです。そこで、子どもの認知行動療法では、大人に実施する場合とは異なる問題理解の方法が必要となります。本講義では、子どもの行動や考え方を通して子どもの気持ちを理解し、子どもに寄り添って問題の成り立ちを理解し、ケースフォーミュレーションをていくための方法を具体的な事例を通して解説します。
1.子ども認知行動療法ミクロの見立て(松丸未来)
2.子ども認知行動療法ミクロの見立て(松丸未来)
3.子ども認知行動療法の認知レベル(松丸未来)
テキスト
松丸未来(訳)「子どもと若者の認知行動療法ハンドブック」 金剛出版
*スキルアップ講座「子どもの認知行動療法:介入編」
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子どもの認知行動療法を実践するためには、成人に適用するのとは異なる方法が必要となります。まず、子どものパートナーになる関係作りが必要です。そのために、その子の発達レベルを把握し、認知行動療法についてわかりやすく説明する技能が必要となります。そして、子どもが主体的に新たな行動を試したり、自己理解を深めたりするために柔軟に、そして創造的に認知行動療法の技法を適用していきます。本講義では、そのような子どものための認知行動療法のスキルを具体的な事例を通して解説します。
1.子供への認知行動療法の基本(松丸未来)
2.抑うつの子どの認知行動療法(松丸未来)
3.不安の子どもの認知行動療法(松丸未来)
テキスト
松丸未来(訳)「子どもと若者の認知行動療法ハンドブック」 金剛出版
*スキルアップ講座「知能検査のフィードバックの方法」
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知能検査結果のフィードバックは,良い方向にも悪い方向にも強い影響を及ぼします。マニュアルに従って算出し、記載したプロフィールや解釈レポートを被検査者に手渡すだけということも起きています。その結果、被検査者に破壊的なダメージを与える場合もあります。フィードバックとは,心理検査の結果を用いた,心理療法と考えることができます。本講義では、成人発達障害の模擬事例を通して知能検査結果をフィードバックする際に,何に気をつけるべきなのかを具体的に解説します。
1.成人発達障害と知能検査フィードバック(糸井岳史)
2.模擬事例提示:転職活動中の女性
3.事例検討:フィードバックの方法(糸井岳史)
*スキルアップ講座「知能検査を活用した2次障害理解」
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発達障害では、虐待やいじめ、あるいは社会的孤立などによって2次障害を受けていることが少なくありません。そのような問題がある場合に、知能検査を用いて問題をどのように理解し、適切なフィードバックをどの方にしていくのかに留意する必要があります。本講義では、いじめ体験のある女性の模擬事例を通して、発達障害の2次障害の理解と支援に知能検査をどのように用いるのかを具体的に解説します。
1.発達障害と2次障害(糸井岳史)
2.模擬事例提示:いじめ体験のある女性
3.事例検討:2次障害理解のために(糸井岳史)
*深堀講座「ひきこもり」の理解と支援
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引きこもりは、若者だけでなく、中高年の引きこもりや、さらに親の高齢化など、全世代にわたる日本社会の課題となっています。そこで本講義では、応用行動分析を基盤とするCRAFT(Comunity Reinforcement and Family Training:コミュニティ強化と家族訓練)を用いた引きこもり支援の理論と方法を、CRAFTの第一人者である境泉洋氏が解説します。視聴者は、引きこもりとその家族の状況を理解し、支援するための基礎から応用を学ぶことができます。
1. ひきこもりの理解と支援 (境泉洋)
2. CRAFTに基づくひきこもりの家族支援 (境泉洋)
参考書
境泉洋(編著)「改訂第二版 CRAFT 引きこもりの家族支援ワークブック」 金剛出版
*深堀講座「トラウマ」回復のためのマインドフルネス
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フラッシュバックや解離症状を呈するトラウマからの回復は、マインドフルネスを活用することが有効です。トラウマからの回復は、「PTSD症状の安定化」→「トラウマ統合」→「日常生活の安定」→「ポスト・トラウマ成長」の4段階で進みます。本講義では、マインドフルネス段階的トラウマセラピーの主唱者であり、マインドフルネス実践の第一人者である大谷彰氏がトラウマ理解の基本から回復支援の方法までを解説します。
1. トラウマ治療のためのマインドフルネス入門講義 (大谷彰)
2. トラウマ治療のためのマインドフルネス実践講義 (大谷彰)
3. トラウマ治療のためのマインドフルネス技法実習 (大谷彰)
参考書
大谷彰(著)「マインドフルネス実践講義:マインドフルネス段階的トラウマセラピー」金剛出版
*深堀講座「幼児期の発達障害」の理解と支援
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発達障害の特性は、長所にも短所にもなるものです。特性を長所にしていくためにも、早期にその特性のあり方を具体的に理解し、それをどのように活かすのかを考えていくことが重要となります。幼児期に特性を理解することで2次障害を防ぐことも可能となります。本講座では、幼児期の発達障害理解の第一人者である黒田美保氏が発達障害の特性を理解するための種々のアセスメントと、それに基づき特性を活かしていくための支援方法を解説します。
1. 幼児期の発達障害のアセスメントと支援[1] (黒田美保)
2. 幼児期の発達障害のアセスメントと支援[2] (黒田美保)
参考書
黒田美保(著)「公認心理師のための発達障害入門」金子書房
*深堀講座「児童思春期の発達障害」の理解と支援
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発達障害特性を持つ子どもは、社会性の発達が遅れるために学校において対人コミュニケーションが上手くいかず、しかも拘りや感覚過敏があるために、児童思春期では孤立したり、イジメなどを受けたりして不登校、暴力、引きこもりなどの問題行動を起こしがちです。また、不安や抑うつなどの2次障害も併発します。特に思春期では、友情や仲間意識、異性関係といった発達課題に直面し、複雑な人間関係に対処できなくなり、2次障害を発症することが多くなります。このような児童思春期の発達障害特性のアセスメントと支援の方法について、この分野の第一人者である井上雅彦氏が具体的に解説します。
1. 児童思春期の発達障害アセスメントと支援[1] (井上雅彦)
2. 児童思春期の発達障害アセスメントと支援[2] (井上雅彦)
*特定スキル「子どものアンガーマネジメント」を学ぶ
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怒りはコントロールが難しく、一旦爆発すると、暴力などのさまざまな問題行動を起こして深刻な結果となりましす。特に子どもにあっては怒りのコントロールは重要なテーマとなります。そこで、子どもの心理支援においては、怒りが大きくなる前に、イライラなどの自分の感情に気づいてコンロールする怒り(アンガー)マネジメントが重要となります。本講義では、子どもを対象とした怒りのマネジメントのスキルトレーニングの方法を解説します。
子どもの怒りのマネジメント実践講義 (下田芳幸)
*特定スキル「ペアレントトレーニング」を学ぶ
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発達障害特性のある子どもは、保護者や周囲の大人から叱責されることが多く、その結果として自己肯定感が持てず、不安や抑うつ、不登校や暴力、非行といった2次障害を起こしやすくなります。そこで、子どもの行動に注目し、問題に適切な対処する仕方を教え、問題行動を減らすためのプログラムであるペアレントトレーニングが重要となります。本講義では、ペアレントトレーニングの方法について、発達障害の理解と支援の第一人者である黒田美保氏が分かりやすく講義します。
黒田美保『発達障害支援ペアレントプログラム』 (黒田美保)
*特定知識「大人のADHD」を学ぶ
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大人のADHDでは、子どものような顕著な多動性や衝動性は目立たなくなりますが、注意の持続が困難であったり、細部に注意が向かなかったりするために、ケアレスミスや物忘れ、時間管理が難しいなどの問題が生じやすくなります。その結果、社会適応性が悪く、自尊心が低下がちです。抑うつや不安の症状を主訴として来談した成人の中には、背景にADHDが隠れていることが多くあります。そこで、本講義では、大人からADHDの特徴と理解の仕方、そして適切な対応の仕方を解説します。
大人のADHDの概説 (稲田尚子)
参考書
稲田尚子他(著)「ADHDタイプの大人のための時間管理プログラム」星和書店
稲田尚子他(著)「ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック」 星和書店
*特定知識「LGBT」を学ぶ
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LGBTは、レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー(セクシュアル)などの性的マイノリティを意味する言葉です。LGBTの人々は、見えないマイノリティであるために、周囲にはわからない形で差別を受けることが多くあります。また、カミングアウトするかどうかで迷いや苦悩を抱えることも多く、メンタルヘルスが悪化する傾向があります。本講義は、このようなLGBTの理解と支援の方法を、このテーマの第一人者である石丸径一郎氏が解説します。
公認心理師が知っておくLGBTの理解と支援 (石丸径一郎)
参考書
石丸径一郎(著)「同性愛者における他者からの拒絶と受容」ミネルヴァ書房
*エキスパートに聴く「スクールカウンセリング」
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教育分野、特にスクールカウンセラーとして活躍するための技能とは何かについて、日本のスクーカウンセラーのリーダーの一人として、スクールカウンセリング活動を切り拓いてきた植山起佐子氏に、臨床心理iNEXT代表の下山晴彦がインタビューをします。スクールカウンセラーは、カウンセリングの技能を持っているだけで十分に機能するものではありません。学校コミュニティの中で活動するための知識や方法が必要となります。学校の制度や教員組織のあり方を知り、研修や授業を実施し、教員や保護者へのコンサルテーションの技能も必要となります。このような多様な技能の必要性がテーマとなっています。
教育分野で活躍するために必要な技能とは (植山起佐子)
参考書
植山起佐子他(著)「改訂版 包括的スクールカウンセリングの理論と実践」 金子書房
*エキスパートに聴く「コンサルテーション・リエゾン」
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身体疾患患者及び医療チームに関わる心理職のコンピテンシーについて詳しい高野公輔氏に、『医療分野で活躍するために必要な技能とは』とのテーマで、臨床心理iNEXT代表の下山がインタビューをします。保健医療分野の心理職というと、精神科や心療内科を連想します。しかし、心理職の仕事として、コンサルテーション・リエゾンの活動として、身体疾患の患者の心理支援を担当することが求められるようになっています。そのために必要な知識や技能、そしてその学び方についてお話を伺っています。
教育分野で活躍するために必要な技能とは (植山起佐子)
参考書
医療分野で活躍するために必要な技能 とは(高野公輔)
会員組織は、「フロンティア会員」「学生会員」「専門職会員」の3つに大別されます。
「フロンティア会員」は、心理サービスにご関心のある方なら誰でも無料で入会できます。